坂東三十三観音巡礼の第10番札所、巌殿山(いわどのさん)正法寺。埼玉県東松山市に位置するこの寺院は、古くから「岩殿観音」の名で親しまれています。
正法寺の歴史は養老2年(718年)、逸海上人が千手観音をこの地に安置したことに始まると伝えられています。平安時代には、坂上田村麻呂が東征の際に戦勝祈願に訪れたという伝説も。寺が最も繁栄を極めたのは、源頼朝の庇護を受け、さらには比企氏一族が外護者となった鎌倉時代のこと。頼朝の妻である北条政子もまた、この観音様を深く信仰したと言われており、今も境内に残る巨大な「銀杏の古木」は、政子が自ら植えたものという伝承が息づいています。
正法寺(岩殿観音)の御朱印

正法寺(岩殿観音)の令和8年午年結縁特別散華




正法寺境内点描


現在の観音堂は明治時代に再建されたものですが、周囲の切り立った岩壁と調和した姿は、まさに「岩殿」の名にふさわしい迫力を持っています。堂内には、平安時代後期の作とされる本尊・千手観音菩薩(木造千手観音立像)が安置されており、国の重要文化財にも指定されています。








坂東三十三観音霊場札所の御朱印と令和八年午年特別結縁巡礼の奉修記念として限定で頒布されている散華をまとめました。
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