栃木県那須郡那須町の那須温泉郷に鎮座する、1300年以上の歴史を持つ那須温泉神社。630年頃、猟師の狩野三郎行広が白鹿を追い求め、温泉を発見したことに感謝して祠を建てたのが始まりと伝えられ、『延喜式神名帳』にも記載されている古社です。源平合戦で活躍した那須与一が、戦勝を祈願した神社としても知られ、境内には、那須与一が寄進したとされる鳥居があります。
那須温泉神社と御朱印

那須温泉神社の御朱印
那須温泉神社由緒

那須温泉神社境内点描







神社の後方にある九尾の狐の伝説が残る観光名所「殺生石(せっしょうせき)」。殺生石は、古代インドや中国で悪行を重ね、最後に日本に渡来して玉藻前(たまものまえ)という絶世の美女に化け、鳥羽上皇を惑わせたという九尾の狐の化身だと伝えられています。
玉藻前が宮中に来てから、鳥羽上皇は病に伏せるようになり、その病の原因を陰陽師の安倍泰成(あべのやすなり)が調べたところ、玉藻前の正体が九尾の狐だと見破ったといいます。
正体を見破られた九尾の狐は那須野が原へ逃亡し、上皇の命を受けた武将たちによって討伐され、この討伐された九尾の狐の怨念が、毒気を放つ石に変わったものが殺生石である、という伝説です。
2022年に、殺生石が自然に二つに割れているのが確認され、大きな話題となりました。



約1,300年前、舒明天皇の御世に開湯されたと伝えられる那須最古の温泉。負傷した鹿が湯で傷を癒やしていたことから名付けられたという開湯伝説の湯。記憶に残る最高の湯でした。
那須温泉神社、鹿の湯の後は、那須岳へ。那須温泉神社の奥宮として、那須岳の主峰である茶臼岳の頂上に「那須岳神社」が鎮座しています。
那須岳は、栃木県と福島県の県境に位置する活火山であり、那須温泉神社は、この山の噴火口近くで発見された温泉(鹿の湯)を起源として建立されたと伝えられています。
つまり、那須温泉郷の守り神である那須温泉神社は、那須岳と一体となって信仰されてきた歴史を待ちます。
ロープウェイで冬の那須岳へ。冬山装備もないので茶臼岳山頂までは断念(というかはじめから登頂する気なし)。少しだけ登りましたが夏にまた登りたくなる絶景でした。














