東京・日本橋にある初音森神社は、鎌倉時代の弘長年間(1261〜1264年)に、五穀豊穣の神が祀られたのが始まり。当時はこのあたり一帯に美しい森が広がっており「初音の森」と呼ばれていました。
その後、神社の前に軍事訓練や馬の調練を行うための「初音の馬場」が作られ、初音の馬場では、例祭のたびに盛大な馬追いが行われ、そこに馬の仲買や鑑定を行う「博労(ばくろう)」たちが多く集まり、住み着いたことから、周辺が「馬喰町」と呼ばれるようになったとのこと。
神社には、徳川家康の天下統一の際の伝承も残されています。慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いへ向けて出陣する徳川家康は、この初音の馬場で軍勢を整える「馬揃え」を行いました。その際、家康は神前に戦勝を祈願。さらに、自身の愛馬である「三日月(みかづき)」に、境内にあった井戸の水を飲ませて出陣したといわれています。見事に天下を分けた戦いに勝利したことから、この井戸は「三日月の井戸」と呼ばれ、江戸時代には「勝運を呼ぶ名水」として広く知られるようになったといいます。
初音森神社の御朱印(左側が通常御朱印、右側が期間限定御朱印)

初音森神社境内。ビルの2階に鎮座しています。



