日光を開いた勝道上人と天海上人のお墓がある中禅寺湖の上野島(こうずけしま)は、歩いてしか行けない知る人ぞ知る隠れたパワースポットです。渡れるかは水位次第の運まかせ。坂東霊場を巡拝中ということもあり、朝から勝道上人ゆかりの出流山満願寺、日光山中禅寺、日光山温泉寺を参拝した後に行ってみたら……
通常は歩いて渡れないそうなのですが、今年は水位が低いようで、なんと陸続きになっていました(訪れたのは令和8年4月12日)。離れた場所から参拝できれば良いと思っていたのですが、勝道上人とご縁を結ぶことができました!(なお、関係者以外の島への上陸は禁止されています)
勝道上人が初登頂して開かれた男体山と上野島。美しい…

静寂に包まれている上野島付近。聖地の雰囲気に満ちています。





宝筐塔が三つあるのが確認できます。(島へ上陸はせずに遠目から撮影)

日光の山々を切り開いた勝道上人が、817年に83歳で亡くなった際、遺骨が分骨された場所の一つです。島内には上人の供養塔(宝篋印塔)が立てられています。
徳川家康の側近として日光東照宮の造営を支えた慈眼大師こと天海(てんかい)上人の墓所(供養塔)もあり、日光山輪王寺にとっても極めて重要な聖域とされています。天海上人は勝道上人を尊崇していたため、同じ場所に分骨されたのだとか。一段低い石塔が天海上人のものらしい。
少し離れた場所から見た上野島。湖面の水は、まだびっくりするくらい冷たい。
毎年8月4日に行われる伝統行事「船禅頂」では、船が湖上に出て上野島を巡拝。この行事の際に信仰の対象として拝まれているとのこと。

美しき山容の日光男体山。深田久弥の「日本百名山」にも選定されている霊峰。標高 2,486m の円錐形をした火山で、古くから下野国(栃木県)の霊峰として崇められ、山岳信仰の拠点となってきました。今年は勝道上人が開いたこの山に登ります!!

歌ヶ浜から上野島は、徒歩で往復約2時間。中禅寺湖の南岸にある「上野島」付近を通る周遊道は、観光地化された北岸とは対照的に、手つかずの自然が残るエリア。このエリアはツキノワグマの活動地域とのことなので、念のためクマ遭遇に注意が必要なようです。
中禅寺湖畔(歌が浜)にある勝道上人が開いた中禅寺。上人が中禅寺湖の湖上に千手観音の姿を感得し、その姿を忘れないうちに、地面に根を張ったままのカツラの生木に直接観音像を彫り上げたと伝えられている十一面千手観音菩薩(立木観音)がご本尊です。



中禅寺の写経、写仏限定御朱印

令和8年午年特別結縁巡礼記念として頒布されている金色の御本尊が描かれている特別散華。