五木寛之氏の私訳版「歎異抄」を読了。
親鸞に関する著作が多数ある著者だけに、非常に分かりやすく読みやすい。
近年、いろんな古典の現代語訳版が多数出版されているが、
原文で読むことだけが至上であるとは思わないし、
現代語訳版があることはとても有り難いことだと思う。
釈迦は「その人が理解できる言葉で 教えを授けることが大切だ」と言ったそうだが、
どんなに高尚な本でも読んで理解されなければ、
それは一部の人のものだけに終わってしまう。
現代語訳版は邪道ではないと思うし、
これからも古典の現代語訳版を読んでいこうと思う。
ちなみに原文も収録されているので、分からないながらも
対比して読むことも可能です。