曹洞宗の僧侶で、恐山の院代(住職の代理)などをしている南直哉(みなみじきさい)さんの本にハマっている。
本によっては、小難しく、分かりづらい本もあるが、下記にあげた本は、比較的読みやすく、強くお勧めしたい良書。というか絶対的名著!
この方は不幸にも(?)、答えのない問いを小さいころからずっと考え続けてきたようだ。
それ故なのか、もともとの才能なのかどうか、考えたことを言語化する能力が突出している。
そして自分の問いに対して、自分の考え、自分の答えを見つけている。
「救済者」って言葉は胡散臭くて大嫌いだが、南直哉さんが提示した考え、本に共感し、「生きるほうに賭ける」ことを選択した人は、少なからずいるのではないだろうか。
共感する人が自分以外にもいる。その一点において、その人たちにとって、南さんは実質的な「救済者」なのだろうと思う。
「問いから始まる仏教」の文庫化したもの。「自分をみつめる禅問答」
南直哉さんのブログをまとめた本。それぞれは短いけれど読み応えあり。
南直哉さんの処女作。
親友に奨められて読んだ、岸田秀の「ものぐさ精神分析」。こちらが自分の人生の中で出合った最初の絶対的名著。理屈抜きで面白い!