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寺社・御朱印、平将門公史跡めぐりの日々

早雲寺(箱根湯本)特別公開と御朱印

小田原北条氏五代の墓がある早雲寺(神奈川県箱根湯本)の特別拝観(お釈迦様が悟った日、臨済宗などの禅宗では山を降りた日、12/8成道会)、寺宝公開日に参拝してきました!

御朱印は通常頒布しておらず、長年いただきたくていただけていなかった北条氏が用いた虎の印判御朱印「禄壽應穏」。頒布されるのは特別な日の年3日だけ。コロナ禍前は、従来は11月初旬3日間、コロナ禍中は寺宝公開を中止し、2024年は数年ぶりの寺宝公開&御朱印授与となったそうです。

北条早雲、氏綱、氏康三代の戦国時代当時から残るという肖像画や襖絵などの寺宝も拝観できました!歴史書籍や雑誌でよく見るアレです。黄や赤に紅葉した庭園も素晴らしいものでした!ちなみに次回寺宝公開&御朱印授与日は、2025年2月15日の釈迦尊涅槃会(お釈迦様が入滅された日)で事前予約が必要です。

ずーっといただきたかった早雲寺の虎の印判御朱印!やっといただけました!一枚目は額に入れて飾るようにいただいた書置きの御朱印。

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二枚目は、大きめの御朱印帳に直接書き入れていただきました。
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小田原北条五代…ではなく、二代・氏綱の時代から使用されたという虎の印判「禄壽應穏」。穏やかなる世を願った戦国大名・北条氏らしい印判です。
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金湯山早雲寺の惣門
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山号は温泉地らしい金湯山。臨済宗大徳寺派の古刹で、 大永元年(1521)北条早雲の遺命により、息子である二代目・氏綱が創建。小田原北条氏の菩提所として栄えましたが、天正18年(1590)豊臣秀吉の小田原征伐の際に建物は全て焼失し、現在の伽藍は江戸時代以降の再建とのこと。しかし、北条五代画像をはじめ戦国時代・江戸時代の貴重な文物が今に伝わる関東を代表する名刹の一つ!
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早雲寺山門
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早雲寺本堂。普段は公開されておらず、再建当時の襖絵や北条五代の肖像画(当日拝観できたのは早雲、氏綱、氏康三代の肖像画)。拝観できるのは本当に貴重な機会。
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本堂裏は、伝承では二代・氏綱の弟にして北条五代を支えた北条玄庵が作庭した庭園。色づいた庭園はまさに和の絶景。
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中央に見えるのが開山堂(初代住職を祀るお堂)
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早雲寺本堂前
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墓域には北条五代の墓と連歌師・宗祇法師の墓があります。
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北条五代(北条早雲、氏綱、氏康、氏政、氏直)の墓。子孫である河内国の狭山北条5代当主の氏治が供養塔として建立。 ちなみに、狭山藩北条氏は、北条氏康の五男で氏政・氏照の弟である北条氏規から続く一族。

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室町時代の連歌師・宗祇法師の墓。江戸時代は俳諧師や旅人が、よく墓参りに訪れたといい、俳諧連歌の聖地でもあったそうです。

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神奈川県の重要指定文化財となっている大きな鐘楼。1330年に作られたこの鐘は、豊臣秀吉が小田原征伐をした際に築城した石垣山一夜城で使われたもの。境内には、いろんな歴史が詰まってます。ご住職の話では、他にも千利休の高弟が豊臣秀吉の不興を買って殺害された、後の千利休切腹に繋がる事件もこの早雲寺で起こっているとのことでした。

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小田原駅前にある小田原北条氏の祖・北条早雲(伊勢新九郎こと伊勢宗端)の銅像
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