東京・大手町にある平将門の首塚は、以前は塚に隣接する形で神社と寺院があり、その寺社とは、神社は神田明神、寺院は神田山日輪寺なのだそうです。
鎌倉時代後期、時宗の真教上人が首塚の地を訪れた際、塚は荒れ果て、周辺には平将門の祟りが原因と言われる疫病が流行っていたといいます。そこで上人が「蓮阿弥陀仏」の法号を与え、塚を修復して供養すると、疫病の流行が止んだとのこと。その後、上人は日輪寺に留まり、さらに近くの神社を修復し、そこに将門の霊を合祀して神田明神としたのが神田明神のはじまり。
江戸時代に神田明神は江戸の総鎮守社として現在地に移転し、日輪寺も現在の西浅草の地に移転し、現在に至るとのこと。日輪寺では平将門の命日とされる2月14日に平将門の法要が行われているそうです。
平将門公にゆかりのある主な関連寺社・御朱印（平将門伝説） - h-kikuchi.net (h-kikuchi.net)
大手町にある将門塚の石塔婆の元祖というべきもので、真教上人が揮毫した直筆の文字を石板に刻んだもの。昭和２年にはこの石板の拓本から将門塚の鎮魂碑が作られたとのこと。なお、現在の将門塚の石塔婆は昭和45年に再建されたものだそうです。
いただいた暦と日輪寺のパンフレット。御朱印は授与していないとのこと。
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