坂東三十三観音霊場の第30番札所である平野山 高蔵寺は、千葉県木更津市矢那(やな)にある真言宗豊山派の寺院です。一般には「高倉観音(たかくらかんのん)」の名で広く親しまれています。高蔵寺のシンボルといえば、室町時代(天文5年・1536年再建)に建てられた、市指定文化財の「本堂(観音堂)」です。本堂の床が地面から2.45メートルも高い位置にあり、88本の太い木柱が床下をジャングルのように支えています。床下を人間が屈まずに立ったまま歩き回ることができる、非常に珍しい「高床式」の構造をしているとのこと。
高蔵寺の御本尊・正観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)は、クスノキの一木彫り、像高は約3.6メートルもあり、大迫力の大きさを誇ります。前述の「高床式」の構造を活かし、本堂の床下(足元)から、見上げる形で御本尊の全身を拝観できます。
また、高蔵寺には、飛鳥時代の政治家・藤原鎌足(ふじわらのかまたり)の誕生にまつわる強い伝説が残っています。この地の有力者が子宝に恵まれず、高倉観音に祈願したところ美しい娘を授かりました。しかしその娘は器量が悪く良縁に恵まれなかったため、自らも観音様に祈ったところ、「鹿島へ行って日天を拝みなさい」とお告げを受けます。そうして授かった男の子が、のちの「鎌子(藤原鎌足)」であったと伝えられています。このため、古くから子授け・安産・縁結びのご利益が非常に高いお寺とされています。
高蔵寺の御朱印

高蔵寺の令和8年午年特別散華













坂東三十三観音霊場札所の御朱印と令和八年午年特別結縁巡礼の奉修記念として限定で頒布されている散華をまとめました。
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