坂東三十三観音霊場の第28番札所である滑河山 龍正院は、千葉県成田市滑川にある天台宗の寺院です。古くから「滑河観音(なめがわかんのん)」の名で広く親しまれている、のどかな田園風景の中に威厳をもって佇む古刹です。
龍正院の開山は承和5(838)年、小田五郎藤原朝臣という人物が、命に関わる病に伏せった妻の平癒を祈ったことに始まります。ある夜、彼の夢に一人の小僧(観音の化身)が現れ、「川からすくい上げた観音像を祀り、その水を飲ませなさい」とお告げをしました。翌朝、言われた通りに近くの川へ行くと、一寸八分(約5.5cm)の小さな黄金の観音像が浮き上がってきました。そのお姿を拝み、川の水を妻に飲ませたところ、病はたちまち全快したと伝えられています。この伝説から、この地は「滑川(なめがわ)」と呼ばれるようになり、お寺の起源となりました。御本尊が「聖観音」であること、そして「滑河(滑らかに流れる川)」という名前が「お産が滑らかに進む(安産)」に通じることから、古くから安産・子育ての守り本尊として篤く信仰されてきました。
滑河観音(龍正院)の御朱印

滑河観音(龍正院)の 令和8年午年結縁特別散華




どっしりとした茅葺き(寄棟造)の門で、室町時代後期の力強く簡素な美しさを今に伝えている国指定重要文化財「仁王門」。












坂東三十三観音霊場札所の御朱印と令和八年午年特別結縁巡礼の奉修記念として限定で頒布されている散華をまとめました。
坂東三十三観音霊場札所の御朱印と散華(令和八年午年特別結縁巡礼) - h-kikuchi.net