常盤台天祖神社は、閑静な住宅地として知られる東武東上線「ときわ台駅」からすぐの場所に鎮座する、豊かな緑に囲まれた歴史ある神社です。御祭神は「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」。創建の正確な年代は不詳ですが、社伝では鎌倉時代の後深草天皇の御代(1246〜1259年)に、伊勢神宮から御分霊を勧請して祀ったのが始まりと伝えられています。
かつては「神明宮」や「神明社」と呼ばれ、旧上板橋村(現在の常盤台を含む範囲)の鎮守として広く信仰を集めました。江戸時代の文人・大田南畝(狂歌師・大田蜀山人)も参拝に訪れており、当時の紀行文に、藁葺きの社殿や鬱蒼とした森の様子が書き残されています。明治6年(1873年)に「天祖神社」へと改称されました。
神社の境内には、一年中緑が変わらない立派な松や杉の木々があり、これらが「常盤(ときわ)の森」と呼ばれていました。昭和初期に東武鉄道がこの周辺を住宅地として開発する際、この美しい「常盤の森」にちなんで「常盤台(ときわだい)」という地名が誕生したといわれており、地域にとっても非常に象徴的な場所です。
常盤台天祖神社では、季節や年中行事に合わせた、シンプルながら風情ある美しい意匠の御朱印が授与されています。
令和八年(丙午)五月(皐月)の御朱印。立派な社紋と御朱印、添え印は田植えをイメージした押印。




