2025年8月8日から10日まで2泊3日の行程で、北アルプス最高峰・奥穂高岳に挑戦してきました!すべては奥穂高岳山頂にある穂高神社嶺宮(みねみや)登拝者のみに頒布される、日本最難関と言っても過言ではない登拝者限定御朱印をいただくため!2泊3日(松本での前泊含めると3泊4日)計18時間以上の山行の記録です。
御朱印百名山とは? - h-kikuchi.net
まずは、登頂翌日に穂高神社奥宮で頂いた奥穂高岳山頂にある穂高神社嶺宮の登拝者限定御朱印!登拝の押印が輝く!

後日、穂高神社本宮を参拝した際にいただいた穂高神社嶺宮の御朱印。登拝を写真などて証明すれば過去に遡った日付で授与いただけます。右側「奥穂高岳」と左側の「登拝」の朱印の書体が、奥宮と本宮とで異なるようです。

奥穂高岳山頂に鎮座する穂高神社嶺宮

穂高神社嶺宮の御朱印は、上高地までの下山途中にある穂高神社奥宮と安曇野市にある穂高神社本宮で頒布されています。社務所で登拝した写真を見せれば授与いただけます。

8/7夜に東京から特急あずさで松本に移動。大阪から来る今回の登山ガイド役をお願いしている前職同期の旧友・ナゴッチと合流。翌朝5時のバスで上高地へ。登山届を提出して、6時半頃にいざ出発!

心配された天気は快晴!上高地の河童橋付近で戯れるカップルや親子を横目に、我らはいざゆかん!明神、徳沢、横尾まではほぼ平坦なトレッキング3時間。都会では味わえない清々しい景色の連続。気分爽快!

横尾大橋に到着!
横尾からはいよいよ登山道。
槍・穂高連峰周辺の山岳遭難発生状況を知らせるかわら版。直近の3週間にも満たない間に多数の遭難が発生している模様。あらためて気を引き締める。
決意をあらたに横尾大橋をわたる。
横尾から宿泊地・涸沢(からさわ)までさらに3時間。重さ10kg以上のリュックを背負い、ここからは苦しい登山が続く。ゆっくり小刻みに歩を進める。タフネスマッチョマン・ナゴッチに先導してもらい、自分のペースで休憩を随時とりながら前進していく。すべては穂高神社嶺宮登拝のため!
14時前、本日の目的地・涸沢カールに到着!涸沢ヒュッテで昼食。山と筋トレとゴルフと野球を愛する心優しき男・ナゴッチは余裕の表情。なお、彼は前穂高岳&奥穂高岳&北穂高岳の三山縦走経験のある強者。
対する自分はこの表情、すでに疲労困憊。カレーを食べて英気を養うも、明日の奥穂高岳山頂アタック、穂高神社嶺宮登拝に向けて不安が募る。
涸沢ヒュッテからの素晴らしい景色!疲労を忘れるほどの絶景を全方位で堪能できる。

テント場、涸沢小屋、穂高連峰をバックに記念写真。どこかで見たことのあるバンザイマーク!疲労の色が見えない。

絶景に感動しつつも、嗚呼、疲れた…
涸沢ヒュッテで昼食のあとは、宿泊する涸沢小屋へ。
涸沢小屋の夕食。山小屋でこんなに美味しい夕食を食べることができるなんて!ご飯、味噌汁おかわり自由!涸沢小屋の食事は、登山に必要な栄養バランスが考えられている夕食、朝食でした。
月夜に浮かぶ夜の穂高連峰。写真には映らない星々たち。何年かぶりに流れ星を見た。
夜明けの涸沢小屋。8/9山頂アタック、運命の日、天気予報は快晴。
涸沢小屋からの息を呑む穂高連峰の絶景。
早朝5時半に、いざ奥穂高岳アタック開始!本日も涸沢小屋で宿泊予定のため、リュック内の不要な荷物は小屋に置いて、必要最小限の荷物で臨む。
岩陵帯を進む。
奥穂高岳登山で避けて通れない難関・ザイテングラートへと続く道。
ザイテングラート手前登山道からの景色動画
噂のザイテングラート。ドイツ語で「支稜(しりょう)」を意味する言葉が由来となっているとのこと。大小さまざまな岩がゴロゴロと積み重なった岩場で、急な登りが続く。鎖や短いハシゴが設置されている遭難事故が発生しやすい地帯。常に三点支持(両手と片足、または両足と片手が安定した場所に接している状態を保つこと)を意識して慎重に登る。落石注意(上からの落石、そして自分が落石を発生させないように)、ヘルメット必須!
ザイテングラートを前にして記念写真。緊張感と高揚感で意外と疲れは感じていない。100パーセント勇気、もうやるしかない。
三点支持を徹底して、目の前の岩を必死に掴んで登る!登る!登る!


ザイテングラートを突破すると、山頂手前にある穂高岳山荘が見えてきた!
穂高岳山荘。奥に見えるのが涸沢岳。
穂高岳山荘で天冷水を補給。ここで水が補給できるのは有り難い!背中は汗でびっしょり。

そして、いよいよ奥穂高岳登山における第二の難関である山頂手前のハシゴと鎖場へ。

いざ、山頂へ最終アタック開始!描くぞ、自分の未踏のライン!これまで数々の霊峰登山(富士山、両神山、七面山、四阿山、武甲山、妙法ヶ岳、筑波山、加波山、武蔵御岳山、大岳山、大山、月山など多数の御朱印登山)、そしてこの日のために奥穂高岳登山のYouTube動画を繰り返し見て、イメージトレーニング(だけ)は万全にしてきたんだ!
中央に小さく見えるとんがりコーンが、名峰・槍ヶ岳!
山頂に近づくと見えてきた一般ルート最難関・ジャンダルム(右側の丸いドーム状の山頂)。ジャンダルムを横目に奥穂高岳山頂を目指す。

山頂にある穂高神社嶺宮が小さく見えてきた!

そして、いよいよ…

奥穂高岳山頂にある穂高神社嶺宮到着!

夢にまで見た穂高神社嶺宮!
穂高神社嶺宮参拝!
ナゴッチとガッチリ握手!すべては彼のおかげ。彼は菩薩へと昇華した。
やったどー!
裏から見た穂高神社嶺宮
山頂からは360度絶景パノラマ!

身体を休め、絶景パノラマにしばし魅入る。
なお、菩薩様は元気ハツラツゥ!

登拝の達成感と絶景を堪能した後は、下山開始。奥穂高岳登山は、疲労が溜まっている下山時の滑落事故が多いそうなので、より一層気を引き締めて三点支持を常に意識して一歩一歩おりる。下りる。降りる。転倒や足を踏み外すと滑落・昇天確定箇所が複数あるので全集中を維持!

ジャンダルムにも別れを告げる。ジャンダルムという名前は、フランス語で「国家憲兵」を意味し、スイス・アルプスのアイガー岩壁に由来するとのこと。ナイフリッジや鎖場などの逃げ場がない危険な難所が終始連続しているマジ吉アタ丘ガチ登山者限定ルート。国内一般ルート最難関の呼称は伊達じゃない。見てるだけでもガチブル。

鬼門のザイテングラート下りも無事通過して、一路、涸沢小屋へ。途中の景色は常に絶景。


涸沢小屋到着!無事に帰還!涸沢小屋の名物だというジョッキパフェを味わう。いと美味し!溢れる生の実感!

翌日、3日目はあいにくの終日雨予報。早朝5寺半に雨の中を出発。まさに苦行。ひたすら来た道を下り、横尾、徳沢、明神へ。
そして…明神にある穂高神社奥宮へ。穂高神社は、長野県安曇野市穂高に鎮座する本宮の他に、この奥宮、奥穂高岳山頂の嶺宮の三社で構成される日本アルプスの総鎮守社!
古くからこの地を支配していた安曇族が祖神を祀ったことに始まる、延喜式神名帳にも記載されている古社。
御祭神は、太古の昔、奥穂高岳に天降ったとされる穂高見神(ほたかみのかみ)。初代・神武天皇の御叔父神にあたり、父は海神・綿津見神(わたつみのかみ)。交通安全や産業安全、家内安全など、様々なご利益があるという穂高神社奥宮を参拝!


穂高神社奥宮の社務所で…

キター!念願の日本アルプス総鎮守・穂高神社嶺宮登拝御朱印!登拝の二文字の朱印がまぶしい…。御朱印自体に物理的な価値を感じる訳ではない。苦難を経て登拝することによって得られた御朱印であること、その一連の体験にこそ得難い価値を感じるのだ!(御朱印帳への直書きもしていただけますが、額に入れて飾るため、書き置きでいただきました。)
穂高神社奥宮由緒

穂高神社奥宮の一の池。神秘的な雰囲気が漂う。

二の池
雨にけむる上高地。上高地温泉ホテルで日帰り温泉に入浴し、ほぼ3日ぶりに汗を流してから、バスで松本駅へ。

そして、ナゴッチと再会を約して、それぞれの帰路へ。最高の登山、スーパープライスレスな登拝体験をありがとう!お疲れ山でした!!!
※後日、あらためて穂高神社本宮に参拝した際に、嶺宮の御朱印も再び拝受!穂高神社本宮も社殿が美しい素晴らしい神社でした!右側「奥穂高岳」と左側の「登拝」の文字の朱印の書体が本宮と奥宮でいただいた場合でそれぞれ異なるようです。



