静岡県掛川市にある平将門公とその一門の首塚(十九首塚)に行ってきました!なぜ静岡県に将門公の首塚があるのか…詳しくは説明板画像と以下をご覧ください。様々な伝説があって興味深いです。隣には将門公の念持仏を祀る東光寺、首級を洗った血洗川なども。
天慶3年(940)2月14日、新皇を称して関東一円に君臨した平将門公を討ち果たした藤原秀郷は、将門公とその家臣の首級を携え上洛の途につく。そして8月15日、秀郷はこの地において朱雀天皇の勅使一行と合流。勅使の目的は将門公の首実検であり、早速、近くの下俣川で次々と首級を洗い、橋の欄干に掛けて検視をおこなった。勅使は目的を終えた首級を破棄するように伝えたが、秀郷は十九の首級を川畔に丁重に葬り、将門公の念持仏を祀る庵(現在の東光寺)を建立したとのこと。
十九首塚の横に設置されている説明板
平将門公以下、十九人が葬られ祀られている十九首塚。兄弟など一族の名も見える。
現在は十九首塚史跡公園として整備されている。
隣接する東光寺。将門公の念持仏を祀るという。
東光寺境内には千葉県の成田山から勧請した遥拝所としてのお堂もある。なぜに将門公と最も相性の悪い成田山から勧請したのか…。将門公の怨霊を封じるためだったのか。将門公の念持仏を祀るお寺としては、奇異な印象を受けました。歴史はいろいろな解釈があって面白いですね。
首級を洗った下俣川は「血洗川」とも伝えられる。
血洗川にかかる橋は、その名も将門橋。