鎌倉で開かれたZEN2.0(in 建長寺 2017.9.2)で、講演者として話すため来日したジェレミー・ハンター(Jeremy Hunter)教授の講演を聞いてきました!
年上の従兄弟の友人として若い頃から、時々お会いしていたのですが、奇特な人とは思っていましたが(笑)、知らぬ間にいつのまにかなんだかとてもエライ先生になられていたようです。
プロフィールによると…
「米クレアモント大学ピータードラッカー経営大学院准教授。「Self Management」理論研究の第一人者。“人生の豊かさ(Wellbeing)”と“仕事のパフォーマンス最大化”について研究。ミハイ・チクセンミハイ(世界的に著名な認知心理学者で「フロー」理論の提唱者)とともに、クレアモント大学院内にQuality Of Life Research Centerを設立。コンサルティング実績は米トヨタ自動車営業、ロサンゼルス警察など、企業、公的機関含め多数。ハーバード大学院にて修士、シカゴ大学にて博士課程修了」
学生たちの超人気授業で、いま、日本でも徐々に認知されはじめているマインドフルネス研究の第一人者なのだとか。
テーマは「ドラッカーの禅:マインドフルネスと セルフマネージメントの実践について」。
会場は超満員。通訳つきの講演(ご本人は日本語も話されます)だったのですが、まわりの聴講者はほとんどバイリンガルの方達だった模様。ハイスペックな方達だらけのようで、自分だけ場違い感がハンパない…
講演の後は、場所を移してラフな感じの質疑応答。
以下、自分勝手な解釈を含むかもしれない講演内容を超要約。
・ピータードラッカーは水墨画などの日本の美術をコレクションしていた。世界をクリアに知覚する目を常に養っていた。
・日本の美術、茶道、華道、弓道、書道など日本人は世界を知覚するチカラが他の国の人よりもともとは優れている。しかし、忘れてしまった。思い出すべき。それが世界を知覚するチカラに繋がる。
・文化や慣習を背景とした思い込みに囚われず世界を知覚すること。
・それにより気付き(アテンション)、そして行動(アクション)すること。
・大事なのは具体的なアクション。行動、行動、行動。
・失敗を含め、結果を分析すること。
・日本人はもっと人生を楽しむ視点を意識して待つべき。
・最低半年くらいは外国にも行って違う価値観に触れるべき。
・具体的なカリキュラム(21週間で実施)がある。
1時間という短い時間だったので、より詳しく実践方法、意識の仕方を聞いてみたいと思った。より深く興味が湧いた次第。
とにかく久方ぶりにお会いできて良かった!
興味がある方は下記も併せてご覧ください。
「知的労働者のためのセルフマネジメント」
http://drucker-bunmei.jp/wp-content/uploads/2015/02/315887faf931d454ebe17ccf9700c9111.pdf
「マインドフルネスで有名な教授のスピーチがすばらしかったので訳してみた」※今回の講演の訳ではありません。
http://magazine.livedoor.com/lite/press/10792
講演の後は、何度目かの建長寺をゆっくり散策。
やっぱり建長寺は素晴らしいお寺でした。