読書備忘録メモ
日本仏教史ー思想史としてのアプローチー
これは名著です。入門書ながら基礎知識がないと難しい部分もありましたが
かなりお勧めできる本です。
図書館で借りて流し読み。叡尊、忍性 という高僧を初めて知りました。
真言律宗は開祖が素晴らしい方のようです。
- 作者: 末木文美士,菅野博史,和田有希子,大谷栄一,佐藤もな,高柳さつき,豊嶋悠吾,西村玲,藤井淳,前川健一,米田真理子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2012/09/27
- メディア: 単行本
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上の本で知った鈴木正三という禅僧。考え方が現代にもフィットしている。
「人々の心の持ち方が自由になり、人々が心の世界の中で自由に振る舞うことができるようになるためならば、南無阿弥陀仏と念仏を唱えるもよし、座禅をしてみるのもよし、さらには、そんなことは何もしなくても、毎日、自分に与えられたそれぞれの仕事に、精一杯打込んで働いていれば、それが人間として完成していくことになる。」
と、民衆の日常に目を向け、宗教、禅、念仏にとらわれずに、世俗的な職業に励むこと自体が仏教修行であると説いた。