通勤電車内でちょっとずつ読んで「 正法眼蔵随聞記」を読了。
題名から難解な書と思っていましたが、一つ一つの法話が短く、現代語訳なので、この本(ちくま学芸文庫版の正法眼蔵随聞記)は本当に読みやすい良書でした。原文も一対で収録されています。
この本は何度も繰り返し読むべき本だと思っています。
「心に願ひて求むる事無ければ即ち大安楽なり」
心にねがい求めることがなければ、とりもなおさず大安楽である。
「一目をかへりみ、人情をはばかる。即ち我執の本(もと)なり」
人からどう見られるかを気にし、世間の人の批判に遠慮するのは、とりもなおさず我執のもとである。
次は、本丸の正法眼蔵の現代語訳を読むことにします。